日々之日記


2013-08-07 ソケイヘルニア(手術の日)

_ [健康] ソケイヘルニア(手術の日)

この日は手術。正午から。

朝食は普通に取りました。朝食後に下剤の効果かいつもの習慣かはわかりませんが排便。明日以降は色々萎えるかもしれないので髭そりは念入りにしておく。

ノートPCで時間つぶしをしていると手術着を看護婦さんが持ってくる。排便の確認をされ、検温・血圧測定。

この日は10時以降は水分摂取がダメとのこと(事前に説明されていた)。10時前にのどを潤しておく。

11時ちょっと前に嫁が来る。1時間前には家族に来てもらうように言われていたのでその通りに。しかし、ここから1時間何もなく待たされた嫁はぶーぶー言ってましたが…。子供を義母に預けてきているのだから多少気がかりはあったのでしょうけれど。

30分前に排尿を済ませ、手術着に。割烹着みたいな感じ。パンツ以外の下着なし。上からガウンっぽいものを羽織る。

10分前位になり看護婦さんのお迎え。入院の時から右手にタグを付けられているのだが、本人の口頭、タグによる念入りの確認がありました。取り違え防止等、最近は厳しいですからね。

私、嫁、看護師の3人で徒歩で手術室へ。

嫁とは手術室前でお別れ。(っていうか、何で家族はあそこまで同行させられるのだろう。結局病室か(病室のフロアにある)談話室のようなところで待ってなければいけないのに。)

手術室(の前室)に入ると、そこでも念入りの確認。タグのバーコードを読み取った上で、「名前は?」「手術する場所は?」とか。

それが終わると、手術室へ。執刀医に簡単な挨拶をされて、そこでも同様に念入りの確認。だから病棟の看護師、手術室の担当職員(看護師?)、手術担当の医者・看護師の3回の確認があったことになる。

それが済むといよいよベッドに。なんだかんだで素っ裸にされる。カーテンみないなもので胸から向こうは仕切られて、左手に心拍計、左腕に点滴(抗生剤)、右腕に血圧計がつけられて、両腕を開いた形でテープかなんかで固定。

局所麻酔(ちょっと痛い)を注射されて…。ここから少し記憶がない。点滴に眠くなる薬を混ぜてあるとのことだったので、その効果もあって眠ったのだと思う。

しかし、痛みで目が覚める。こう、身体の内側で思いっきり毛を引っ張られるような感じ。この手術は、筋膜の隙間をメッシュで塞ぐもの。メッシュを固定する為に筋膜に縫い付ける(縫わないやり方もあるが、この病院の標準は縫いつけるんだそうだ。)と聞いていたので、多分、縫っていたのでしょう。

痛みを訴えると、局所麻酔を追加。それでも、刺すような痛みが時折来る(多分、縫い付ける為に刺しているんでしょうけれど。)ので、それを訴え、麻酔追加…。その後はなんか色々引っ張られてる変な感触が続いているうちに終了。

点滴以外の色々ひっついていたものを取り外された後、移動できるベッドが手術台に横付けされ「自分で移動して下さい」と。仰向けのまま、芋虫のようにずりながら移動。そのまま病室まで運ばれる。なお、嫁はどこかにいっていない。(本人いわく、談話室にいたそうだが、運ばれる途中に談話室のところで看護師さんが「-さんのご家族いらっしゃいますか~」って声かけたんですけどねぇ。)あと、ベッドの横の手すりにノートPCを盗難防止のチェーンを付けておいたのですが、その手すりがベッドから外されてノートPCとともにおいてありました。ベッドが入れ替わるなんてしらないから、チェーンは付けっぱなしだったんだけど、「チェーンつけてた人は初めてです」って言われてしまった。私が過剰なのか他の人の意識が薄いのかは知りませんが。

しばらくして嫁が戻ってくる。子供のことが心配なのもあって嫁は直ぐに帰宅。

手術後直ぐはじっとしていれば痛みは全くではないがほとんどなし。もう少し、ジンジンする感じがあるかどうかと思っていたのだけれど。ただ、動こうとすると痛い。腹筋が痛い感じ。なので、起き上がるとかの力が入らない。

看護婦さんから、最初に立ち上がる時は呼んでください(麻酔の影響が残っていないことを確認する為だそうだ)と言われて、了解の旨を伝えて少し眠る。

手術後2時間位経って看護婦さんが来て検温・血圧測定。この時、ちょうどいい機会なのでトイレに。動くと痛いとはいえ、ゆっくりとなら歩けるし排尿も大丈夫。病室とトイレが近いのもあったのかもしれないが、問題なく病室まで戻る。しかし、その後ベッドに座っていると急激に気持ち悪くなり、冷や汗が出始める。脱水症状とか貧血のような感じだろうか。様子を見に来た看護婦さんに状況を話、しばらく安静にすることとする。

しばらくして、嫁が子供をつれて見舞いに。

座って話をしているとさっき以上に気持ち悪くなり、冷や汗もべっとり。ベッドを倒しつつ“初”ナースコール。(いや、別の病院で点滴終了とかで読んだことはありますが、具合が悪くてナースコールしたのは初めて。)

といっても、看護婦さんが何かできるわけではなくて、血圧測って大丈夫そうですね…と。ただ、手術終了から排尿1回とちょっと少ないのでちょっと脱水症状気味なのもあるのかなぁと。それ以上に手術したことによる身体と精神的な反応なのかもしれませんが。

夕食から普通の食事が出る。が、座っているのがキツイのでなかなか食べられない。

嫁さんに飲み物を買って来て貰って、嫁さんと子供は家に返す。

食事は、身体の回復に必要だろうと時間をかけて食べる。(食べることで気持ち悪くなる訳ではないので…。)

食事の前だったか後だった覚えてないが、トイレにいこうと立ち上がったらかなり出血が。手術後に張られたフィルムの隙間から出てきているようだ。床に血液が垂れる程だったのでナースコール。ガーゼでフィルムの上から出血が垂れないように押えてもらう。

あとは寝て過ごす。消灯直前に主治医の回診があったが、傷口を見せて終り。気分が悪くなったことも出血のことも話すが、そういうこともありますから何かあったらナースコールをという感じ。冷たいぞ主治医。こんな時間に来るということは忙しいんだろうけど。

夜中にトイレに起きたあたりから、気分が悪くなるということはなくなりました。身体を起こすとかする時は腹筋が痛いように感じるのは相変わらずでしたが。まぁ、手術後12時間位でようやくおちついたような感じでしょうか。

日帰り手術とか信じらんない!ってのがこの日思ったことです。

(8月14日記載)